お金を「貯める」がゴールじゃない

お金を「貯める」がゴールじゃない

こんにちは。
大阪のFP事務所代表の南真理です。

ファイナンシャルプランナーは「お金を貯めるためのアドバイザー」だと思っている方も多いでしょう。もちろんお金を貯めるのは、人生を安心して過ごすためにはとても大切なことです。でも、お金を貯めることは、人生を自分らしく生きていくための「手段」でしかなく「目的」ではありません。

目次

人生を豊かに生きるための目的は「お金」ではない

お金は生きるために必要なものです。お金がなかったら、生活できません。でも、あなたがお金がたくさんあっても健康では無かったらどうですか?お金がたくさんあっても、家族や友人もおらず孤独だったら幸せでしょうか?お金は人生を豊かに生きるために必要なものではありますが、お金だけでは人の幸福度は上がりません。

望む未来を実現するためにお金を貯める

「お金を貯められないから相談しに来ました」こんなお声を頂くことがあります。貯めるために必要なこと。それは「目的」です。目的がはっきりしていなければ貯めることはできません。数か月貯めることができても断念してしまうことも…。

お金を貯める目的は何でしょうか。

  • 子供の教育費のため?
  • 家を買うため?
  • セカンドライフの年金では足りないのでその補完として?
  • 旅行にたくさん行くため?
  • 将来海外に移住するため?

どんな未来を望むのか明確にする。そして、その望みを「目的」としてお金を貯める。これがとても大切です。目的がしっかり決まっていれば、貯めることを継続していくことができます。そして、そのお金があることで、目的

を叶えることができます。

ファイナンシャルプランナーの役割

では、人生を豊かに生きるためにファイナンシャルプランナーとして、どんなことができるのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの業務の一つに「ライフプランニング」というものがあります。人生の資金計画であるライフプランを用いて、各家計のプランニングをします。

具体的には、収入(給与や事業収入、不動産収入、年金など)と支出(食費、日用品、ローンなどの住居費、教育費、娯楽費など)を全部出します。そして、収入と支出と引いて収支を出します。これを1年ごとに出していき、生涯にわたる収支を確認します。

ライフプランを作成することで、どこかの時点で家計の収支が赤字に転じないか、無駄な支出がないかなど確認することができます。家計のお金の流れをライフプランで「見える化」させます。そして、その方の希望に基づいた改善案を作成します。

改善案は複数作成することができるので、その中からファイナンシャルプランナーと相談してどのプランにするのか決定します。決定すれば、そのプランを実現するために具体的な行動に移っていきます。ファイナンシャルプランナーは、このように経済面からその方の望みを実現するためのお手伝いをする役割を担っているのです。

お金が貯まれば心に余裕ができる

お金が全くない、貯められないというのは、お金の不安につながります。逆を言えば、当面は生活に困らないだけのお金を貯めることができれば心に余裕ができます。心に余裕ができると、自分と冷静に向き合うことができるようになります。そうすると、自分がやりたいことが何なのか、どんな風に生きたいのかを考えることができるようになります。そして、お金が貯まっていれば、望む未来を実現するために「安心して」お金を使うことができます。

私の経験談

私は、2年前まで17年間信託銀行で勤めていました。夫とダブルインカムだったので、貯蓄を毎月必ずしていました。でも、お金を貯めていても、お金を使うことが怖かったです。

それはなぜでしょうか…。

その理由は、前述させてもらった通り「目的」が明確ではなくやみくもに貯蓄をしていたからです。でも、退職して、家計の収入は減ってしまったのですが、お金の不安はなくなっています。それはライフプランを作成して、必要なお金のタイミングや金額を知ることができたからです。

豊かな人生を生きるためにライフプランを活用する

ライフプランを活用しなくても豊かな人生を歩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。でも、あなたが少しでもお金の不安を解消したい、どうすればいいのかわからない。やりたいことを実現するためにお金の不安をなくしたい。お金に対する不安を解決したいという気持ちがあるのなら、ぜひライフプラン活用してみてください。

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